ENo.8 闇の日誌 - 四本目の剣(4thSword)

(引き続いて、反省文めいた所感が記されているのみである)

　黒くて怪しい。
　不気味。

　長身。羽織りや長巻を髣髴とする衣装に、異様に長い襟巻を付けている。
　『決闘』には、四振りの曲剣を繰る。いずれも、身の丈を超す巨大剣。
　腰にも二振り程、片腕で扱える程度の曲剣を携えているが、こちらは護身用のようだ。
　湾曲した刀身を好むらしく、所有の剣は曲剣や曲刀に分類される形状をしている。

物語の神イリアス「物語の中にこそ本質がある。すなわち罪人は裁かれる定めだ」
イリアス「ギルは神々から『パンを作る方法』を盗んだ。人間を飢えから解放した」
イリアス「その結果がこれだ。人は飢えず、ゆえに戦い続けることしかできなくなった」
イリアス「ゲームのルールを変えてよいのは神だけだ」

十字架に縛り付けにされたギル。

ギル「お前らはこの世界をゲームだと言うが……」
ギル「必死に生き、剣を握り、戦う者たちは、ゲームの駒なんかじゃない」

突如としてカラスの群れが飛来し、クチバシが剣となって縄を切り裂く。剣士たちだ。解放されたギル。

ギル「さあ、私を殺してみせろよイリアス。神の力ではなく、四本目の剣で！」