ENo.5 スピア・レントの日誌 - 四本目の剣(4thSword)

この地には同じような噂を聞きつけてか、それなりに人が歩いていた。
どうやら出会い頭に叩き潰す…バトルロワイヤルのような戦闘をする必要があるようだ。
普段こういった争いごとをするような性格ではないが、あてられたのか、それともこの地に何か精神操作系の魔法が使われているのか…。
私はかかってこいと言わんばかりに応戦した。

とある魔法学院に所属する無口な女子生徒。
読書が好きで図書室が住処となっている。
不運にも禁書を押し付けられたせいで、自分から話しかけることができなくなってしまった。

物語の神イリアス「物語の中にこそ本質がある。すなわち罪人は裁かれる定めだ」
イリアス「ギルは神々から『パンを作る方法』を盗んだ。人間を飢えから解放した」
イリアス「その結果がこれだ。人は飢えず、ゆえに戦い続けることしかできなくなった」
イリアス「ゲームのルールを変えてよいのは神だけだ」

十字架に縛り付けにされたギル。

ギル「お前らはこの世界をゲームだと言うが……」
ギル「必死に生き、剣を握り、戦う者たちは、ゲームの駒なんかじゃない」

突如としてカラスの群れが飛来し、クチバシが剣となって縄を切り裂く。剣士たちだ。解放されたギル。

ギル「さあ、私を殺してみせろよイリアス。神の力ではなく、四本目の剣で！」