ENo.46 ピュア上春樹の日誌 - 四本目の剣(4thSword)

《その文豪》の日記
プロフィール
ハルキ・ピュアカミは、文学者である。そして、世界初の、ノーベル芥川賞の受賞者だ。
日本国の文壇に彗星の如く現れたハルヒ・ムラカミは、国内の芥川賞を全て総ナメにし、アジア、そして太平洋を渡り欧米に至るまで、しめて47カ国もの地域で芥川賞を獲得した。
つまり、彼の文学は世界を支配した、と言いきれる。かの大物ミュージシャン・米津玄師が自殺したのは、ハルキ・ピュアカミの世界観を、音楽にコンバートする事が出来ない事に苦悩したからだ、とも言われている。
さらに、ハルキ・ピュアカミの活躍の場は文章のみに留まらない。
たとえば、最新作《田崎つくると子どもをつくる?~色彩を持たないがキミとの所帯を持ちたい田崎つくる~》は、DL.site.comで売り出された、自身が声優を務める女性向けR-18の催眠音声であり、売り上げは爆死した。
つまり、彼はオールラウンドな、真の表現者……“文学者”だった。
……ハルキ・ムラカミがオーヴァゼアに至った理由は、ごく単純なものだ。つまり、集中できる執筆環境を欲していたからだ。
ピュアカミの文学が世界に広まるにつれ、“ハルキスト”と呼ばれる狂信者が生まれた。彼らはどういう訳かハルヒの自宅を特定し、女性・ゲイ・ストレート・アセクシャル問わず、“Fuck me”だとか”あなたの子が欲しいの”という看板と共に騒ぎ立てるのだ。
それ自体は無理のないことだったが、ハルヒ・ムラカミ自身には教祖になるつもりはなく、ただ文学を突き詰め、望むままの射精(※1)がしたいだけだった。
異界観測学の発展により、オーヴァゼアと世界が接続されたのは彼にとって僥倖だったといえる。
一般人のオーヴァゼアへの渡航や帰還は国連によって禁止されているが、ハルヒ・ムラカミは、その文学力から、国連によってエルエフゼータ――LFZ、“Living Fukashin Zone”――と認定され、完全中立存在としてその自由が認められていた。
もっとも、ムラカミの文学力をもってすれば、たとえ世界中の国家を敵に回したとしても、その我を貫くことは容易いだろうが。
ハルキ・ピュアカミは、特異点だった。それは、オーヴァゼアの、オーバー・パワーたちにとってすら、というレベルにおいて。
ストーリー
物語の神イリアス「物語の中にこそ本質がある。すなわち罪人は裁かれる定めだ」
イリアス「ギルは神々から『パンを作る方法』を盗んだ。人間を飢えから解放した」
イリアス「その結果がこれだ。人は飢えず、ゆえに戦い続けることしかできなくなった」
イリアス「ゲームのルールを変えてよいのは神だけだ」
十字架に縛り付けにされたギル。
ギル「お前らはこの世界をゲームだと言うが……」
ギル「必死に生き、剣を握り、戦う者たちは、ゲームの駒なんかじゃない」
突如としてカラスの群れが飛来し、クチバシが剣となって縄を切り裂く。剣士たちだ。解放されたギル。
ギル「さあ、私を殺してみせろよイリアス。神の力ではなく、四本目の剣で!」
剣と戦闘
第一試合: 壱の剣 6 弐の剣 6 参の剣 6 死の剣 2
第二試合: 壱の剣 6 弐の剣 6 参の剣 6 死の剣 2
第三試合: 壱の剣 6 弐の剣 6 参の剣 6 死の剣 2
戦闘結果はこちらリンク
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