結果は惨敗であった。学院では通用していたものが通用するとは微塵も思ってはいなかったが、上位に食い込めるものであると思っていた。彼女はまだ未熟であった。この日はまず体を癒やし、次の対策を考えることにした…。
とある魔法学院に所属する無口な女子生徒。読書が好きで図書室が住処となっている。不運にも禁書を押し付けられたせいで、自分から話しかけることができなくなってしまった。